「大回転」は数あるシガーボックスの中でも難しく、また最も見栄えのする技の1つです。 とてもダイナミックな技なので、パフォーマンスの最後に使われることも多い人気のある大技です。 複雑な技のため、色々な動きを組み合わせながらステップバイステップで練習することをおすすめします。 決してすぐにできる簡単な技でありませんが、根気よく練習しましょう!
STEP1
「大回転」は(1)右手で左側のボックスを取り、(2)ぐるっと下からシガーボックスの回りを回転させて(3)もとの位置に戻り、(4)さらに右手ではじめに持っていたボックスを左手で取り、(5)腕をクロスさせながら(右腕が上)中央のボックスをはさみこむ、というとても忙しい技です。

すばやく右手で左側のボックスを取る練習として「外抜き」の練習がとても役立ちます。

外抜きをスローモーションのように余裕を持ってできるように練習をしてください。それによってボックスを回転させる余裕ができてきます。
STEP2
腕を交差させてキャッチする取り方を「クロスキャッチ」と呼びます。
「両抜き」でもやりましたが、しっかりとできるように練習をしておきます。

交差してキャッチした時、右腕が上になっているようにしてください。
STEP3
実際にやってみると、キャッチする箇所、まわす箇所、はさむ箇所など、どこかうまくいってもどこががうまくいかない、という状態が続くと思います。こういった時は外抜きやクロスキャッチをおりまぜて練習をし、少しずつ確実に前進できるようにしてください。

また、大回転はうでの回転の大きさで技の見栄えが全く変わってきます。安定してきたら自分の練習風景をビデオで撮影するなどしてどんな風に見えるのかを研究するのも良いですよ。
ここでシガーボックスの回は終了です。ですがシガーボックスの奥深さはまだまだこんなものではありません。独自に研究したり、情報交換をしたりしてさらなる上達を目指してください。