「足の周り」はディアボロを前に出した足の下をくぐらせ、そこから足の上を通り元の位置まで戻る、ディアボロの代表的な技のひとつです。
新しい糸の使い方を覚えることのできる、ディアボロの最も重要な技のひとつといえるでしょう。

足の周りの行程は

1、回転のかかったディアボロを足でまたぐ
2、ディアボロを左に振ると同時に、右手を前に出している足に寄せる
3、足と左のハンドスティックの間に張った糸でディアボロを持ち上げ、足の上を通す
4、右手を広げ、キャッチできる空間を広げてディアボロを受け止める

の四つに分けられます。
それぞれポイントがありますので、しっかりと確認して練習してください。
1、回転のかかったディアボロを足でまたぐ

足の周りの前段階として、足の回りができる体勢を作りましょう。
回転をかけたディアボロをまたぎ、体の下にディアボロがくるようにします。
ここでは右足を前にしたと仮定しますが、左足を前にすることもできます。

足は地面につけてもつけなくてもどちらでもよいですよ。
この状態から足の周りを始めます。
2、ディアボロを左に振ると同時に、右手を前に出している足に寄せる

最初に、軽く右側へディアボロを振り,その反動で少し強めに左側へ振り返します。

この左側へディアボロが振られた状態のとき、右のハンドスティックを右足の上に寄せるようにします。こうすることで右側の糸が右足の側面に押し付けられるような形になります。

こうすることで左手と右手の間に糸が張られるのではなく、左手と足の間に糸が張られます。
この部分の糸を利用することでディアボロをコントロールしやすくなるのです。


3、足と左のハンドスティックの間に張った糸でディアボロを持ち上げ、足の上を通す

次に、左側へ振られたディアボロを左のハンドスティックで持ち上げます。
右腕は足横に固定されているため、左側の糸は左のハンドスティックと足の間でピンと張られた状態になっています。

このため左手を軽く持ち上げるだけでディアボロが上へ上がり、右足の上を越えていきます。

左側のディアボロを右側へ戻す時右手は足の横に固定したままになっています。
足との間に張られた意図を利用して、左手のみでディアボロをコントロールすることがポイントです。


4、右手を広げ、キャッチできる空間を広げてディアボロを受け止める

ディアボロが足の上を通って右側へ戻って来ますので、それを右側の糸で受け止めます。
右手を広く開き、受け止める範囲の糸を多めにとることでキャッチしやすくなりますよ。

これでディアボロが足の周りを一周しました。
はじめはこの一周分の流れをスムーズにできるように練習しましょう。

左手でうまくディアボロをコントロールできるようになると、そのまま右手で受け止めた形から再び足の周りをすることができます。
慣れると何周でも繰り返して回すことができるようになりますよ。



また、足を逆にしてすることもできます。