カール練習法

ポイント1 感覚をつかむ

ヘリコプターからはいる方法の前に、カールの感覚をつかみましょう。ハンドスティックを「つまみ」の形にもち、センタースティックをクロスするように乗せます。カールのはいるときの形です。
回転がついていないのでそのままキープするのは難しいので、ハンドスティックを握っている指でセンタースティックの乗っかっているところの上下を押さえ、転がらないようにします。(握りこんではダメ。あくまで押さえるだけ)


ハンドスティックが地面と平行であることに注意しながら、上へ持ち上げます。(UPカール)脇を抜けるとき、体勢に無理がでて体にセンターがあたってしまう人が多いです。これはうまく通るようになるまで、体を前へ倒して脇のスペースを広げるといいです。やってくうちになれてきます。動きの中心は「センタースティックの回転」です。センタースティックの動きに体をあわせるようにします。この練習で感覚をつかんでから、ヘリコプターからの練習をするといいです。


※ヘリコプターを右手で押し出す人(多くの場合右利きの人)は全ての動作が左右逆になります.


ポイント2 カールへの入り方

入り方は、ヘリコプターでちょうど体と平行にセンタースティックがなった瞬間を狙います。センタースティックがハンドスティックにバランスよくのっかる様にするのですが、このとき、ハンドスティックをいつもの握りから「つまみ」の形に変えます。ハンドの先が下がるとカールの最中にセンターが転げ落ちてしまうので、それを防ぐために指先でハンドの先端を上向きにします。



ポイント3 はじめはとにかくゆっくりと

カール初心者の方は、たいていカールにはいる前のヘリコプターがとても速い。カールはハンドスティックを地面と平行にしたままセンタースティックの回転にあわせてUP、DOWNさせる技です。ヘリコが早いとセンタースティックの真ん中がとらえにくくなり、キープがしづらくなり、動きがせわしなくなります。力任せのカールになってしまいます。最初は「スローモーションか??!」というくらい遅いほうがいいです。


ポイント4 中心を意識する

カールは「センタースティックの回転にあわせる」技なので、回転の中心をしっかり把握しないとダメです。中心がずれると動きに無理がでてセンターはどこかにすっ飛んでいきます。センターをとらえるときは回転の中心と手をできるだけ近づけるといいです。最初の頃は指で転がり防止をしてもいいと思います。上へ持ち上げるときも中心の下に体を入れるようにして、中心がずれないようにします。

センタースティックが自分と平行になったとき、ハンドスティックをつまむかたちにし、センタースティックの中心を手の近い位置に「ばってん」の形になるようにのせる。
センタースティックの回転にあわせながら手首を回していく。支点は、センターの中心。脇の下を抜けるときはハンドスティックが下を向かないよう注意する。
カールで一番つらい体勢。腕が「もう限界」なところまで来たら、センタースティックの中心がずれないように上へ一気に持ち上げる(といっても勢いはつけない)。上へ持ち上げる、というより「下へ入り込む」という感覚で。
気を抜かず最後まで真ん中をキープ。最初はこのままアイドリング(またはヘリコ)に戻ればいいが、なれてきたらハーフカール、カール連続などにも挑戦するといいですね。


とにかく最初はすべての動きを丁寧に。だんだん慣れてきて自然なカールができるようになります。
カールにはUPとDOWNがありますが、UPのほうが簡単なので、まずこちらをマスターしてからDOWNに行くといいと思います。




(Chie)


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